Vol.10
2022/2/23 競馬のドーピング問題
北京冬季オリンピックが終わった。
史上最多のメダルを獲得した日本選手活躍の陰で、ドーピング、微妙な判定など課題が残る大会となった。
ドーピング黒認定を受けた選手が何故か出場し続け、ドーピング問題で国としての出場が認められていない国家元首が開会式に招待されるなど、ドーピング問題に毅然と向き合う姿勢が揺らいだ大会として歴史に残るだろう。
翻って競馬はどうか。
昨日、昨年のケンタッキーダービー馬Medina Spiritの失格の報が入ってきた。
何故処分に9か月以上もかかったのか詳細は不明だが、競馬界は他のスポーツに比べ薬物に対して相当甘い。
昨年、日本調教馬が2勝したブリーダーズカップで初めてラシックスが禁止されたが、
(但し、競馬"当日"の投与は禁止という縛りのみ)
禁止薬物の世界統一ルールは無く、各国バラバラで、特に酷いのが南米競馬で次々と摘発されてはいるが、もう南米のほとんどの馬は薬物汚染されていると思える程。
人(騎手)に対しても、JRAの場合服用する薬やドリンクの申告制で、オリンピック選手のような検査は無いらしい。
やはり競馬が"スポーツ"として楽しむために薬物に対して世界統一ルールを定め、
罰則を強化するといった対応が必要だと思うけど、世論は盛り上がってないよなぁ・・・